新潟県上越市で進化する子育て支援
新潟県上越市が実施するデジタル化支援サービス『子育てDX®』の一環として、母子モ株式会社が提供する「伴走型相談支援サービス」と「オンライン予約サービス」が新たに導入されました。これにより、上越市の子育て家庭がさらに便利に子育てを行える環境が整います。
この新サービスは、7月1日(火)から運用が開始され、上越市は2022年6月より母子手帳アプリ『母子モ』を導入しており、今後は妊娠届の提出や母子健康手帳交付の来庁予約、乳幼児健康診査などの手続きがアプリ経由でスムーズに行えるようになります。
デジタル化で「子育て環境」を充実
上越市は「みんなで育むこどもの笑顔・輝く未来」という理念を掲げ、全ての子どもが笑顔で成長できる環境づくりに力を入れています。今回の追加機能により、保護者はより便利に手続きを行い、子育て支援がさらに充実します。
ナビゲートする形でサポートを行う「伴走型相談支援サービス」と、24時間いつでも予約が可能な「オンライン予約サービス」を通じて、妊娠届の申請や健康診査の予約などをスマートフォンで行うことができるのです。
これにより、保護者は待ち時間を大幅に軽減でき、混雑を避けることが可能になり、ストレスの少ない体験を提供します。ただ手続きが簡単になるだけでなく、自治体職員は事前に必要な準備を行うことができるため、業務効率の向上も期待されています。
上越市の未来を見据えたコミットメント
上越市は2024年2月に母子モ株式会社と「妊娠、出産、子育て等の分野におけるデジタル・トランスフォーメーション推進に関する連携協定」を結び、さらなるデジタル化を推進中です。この協定により、行政手続きや業務のデジタル化が進められ、市のサービス向上を目指しています。
新潟県上越市の中川市長は、「母子手帳アプリ『母子モ』の利便性向上を図るため、デジタルサービスの導入を進めました。安全に子どもを育てられる環境を提供し、皆様にぜひ利用していただきたい」とコメントしています。
利用方法とサービス内容
『母子モ』は無料で利用可能で、妊産婦や子どもの健康データ管理、予防接種スケジュール、育児に関するアドバイス提供など、多彩な機能が搭載されています。アプリはApp StoreやGoogle Playからダウンロードできます。
また、『子育てDX』のサービス内容も充実しており、妊娠届や健診の手続きをオンラインで行えるなど、子育て世帯に優しい設計になっています。
未来へ向けたビジョン
母子モ株式会社は、2030年までに、妊娠から子育て期の手続きをより一層スムーズにすることを目指しています。地域との共創によって、安心かつ便利な子育て社会を実現するため、今後もさまざまな施策を展開していく予定です。
上越市でのデジタル化は、子育て世帯の負担を軽減し、安心・安全な育児環境を整えるうえで重要な役割を果たしています。この取り組みが、全国的にも注目されることを期待しています。