水環境を守る若手たち
2025-07-29 12:13:32

水環境の未来を切り拓く若手研究者に贈る水ing賞が発表

水環境の未来を切り拓く若手研究者に贈る水ing賞が発表



2025年7月5日から6日にかけて行われた国際会議「WET2025」。この会議では、水環境分野の革新をめざす若手研究者たちがその功績を称えられました。主催は、日本水環境学会であり、会場は長岡市のアオーレ長岡。日本国内外から多くの科学者や技術者、大学生が参加し、様々な発表が行われました。

WET2025の概要


WET(Water and Environment Technology Conference)は、毎年行われる国際的な会議で、水環境に関する最新の研究結果や技術の動向を共有することを目的としています。2012年から協賛している水ing株式会社は、水と環境の安全を確保し、持続可能な社会の構築を目指しています。今年も多くの参加者が集い、約200件の口頭発表やポスター発表が行われました。

初日には「Excellent Paper Award」を受賞した論文の特別講演が行われ、参加者同士の活発な意見交換が行われました。特に注目されたのは、水ingの基盤技術研究センター長である島村和彰氏が登壇し、その重要性を訴えた点です。若手研究者への支援に注力している水ingは企業としての責任を果たしています。

水ing賞について


水ing賞は、日本水環境学会が発行する学術誌「JWET」にて公表された優れた論文に与えられる「Excellent Paper Award」と、WET Conferenceにおける優れたプレゼンテーションに対する「Excellent Presentation Award」の二部門から構成されています。これにより、未来の水環境を支える技術や人材の育成を促進し、持続可能な社会の実現支援を行います。

受賞者の紹介


今年、受賞した研究者は以下の通りです。
  • - Excellent Paper Award 受賞論文:
- 「紫外光を用いた飲料水からのトリクロラミン除去技術の研究」
著者:橋口あゆみ、吉田志保、越後慎也、高波亮平、長根英明
- 「熱帯湿地における再沈着した泥炭から溶出した有機物による泥炭粒子の浮遊」
著者:松尾花、山本幸一、今井剛、中村真悟、香川浩樹、スギトノ・シギト、アフマド・ムハマド、ムハマド・ユサ、ヘンドラ・スプトラ

  • - Excellent Presentation Award 受賞論文:
- 「亜硝酸生成を伴う部分脱窒のための最適COD/N比とpH」
著者:Pratamaporn HOMYOK
- 「ザンビア・ルサカの低所得地域における水媒介病原体の微生物汚染に関する現地調査」
著者:杉山朝
- その他、多数の受賞論文が存在します。

水ingの取り組み


水ing株式会社は水を通じて持続可能な社会の実現を目指しており、地域の水質改善や安全な水供給に努めています。このような活動を通じて、企業としての社会的責任を果たすだけでなく、次世代を担う研究者たちの活躍を応援しています。水環境保全における技術革新を加速させるため、これからも水ingの活動から目が離せません。


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