持続可能性教育を体験
2025-12-31 13:05:31

国際的な持続可能性教育「Japan-ASEAN Online Program」の成功

岡山大学の国際プログラム:Japan-ASEAN Online Program toward SDGs



岡山大学が主催し、新潟大学が運営する「Japan-ASEAN Online Program toward SDGs」は、2025年12月8日から11日までの4日間にわたりオンラインで開催されました。このプログラムは、持続可能性に対する国際的な理解を深めることを目的としており、特にASEAN地域と日本の学生の交流を促進しています。

プログラムには、AUN(ASEAN University Network)加盟大学からの学生を含め、全国の国立大学から合計37名が参加しました。面白いことに、定員50人を大きく超えて478名もの申込があったことからも、持続可能性への関心が高いことを示しています。開講式では、AUNの事務局長が参加者にメッセージを送り、岡山大学の副学長が激励の言葉をかけました。

プログラム内容と学び



プログラムの中心テーマは「持続可能性に関する課題のネクサス分析」です。このテーマに基づいて、学生たちはグループワークを通じてさまざまな持続可能性に関する課題を探求しました。具体的にはフードロスの削減、プラスチックの削減、水資源の確保、災害対策、そしてスマート環境モニタリングシステムの構築に向けた具体策が議論されました。

新潟大学からは豊田教授が導入講義を行い、学生たちが異なる文化背景を理解し合うためのファシリテーションが行われました。参加学生は自分の意見を述べ合い、意義深いディスカッションを通じて、国際的な視点での解決策を模索しました。特に、マレーシアやフィリピン、ベトナムの学生との意見交換は、学生たちに新たな刺激を与えたようです。

プレゼンテーションと成果



プログラムの最終日には、各グループが自身の提案するアクションプランについてプレゼンテーションを行い、多様なアイデアを共有しました。このプレゼンテーションは、将来に向けた持続可能な社会の実現に向けた具体的な提案がなされる場でもあり、参加学生たちは熱心に議論を交わしました。

岡山大学の坪井副学長は、閉講式でのあいさつを通じて参加者の積極的な議論と創造的なアイデアの重要性について訴え、これらの経験を今後に生かすよう励ましました。

国際交流の拡張



AUNと国立六大学の連携は2013年から続いており、今回のプログラムもその延長線上に位置づけられます。今後は、さらなる国際的な学術研究や交流が期待されています。学生たちは、今回のプログラムを通じて得た知識や経験を活かし、未来の持続可能な社会の実現に貢献していくことが望まれます。

このように、国際的な視野を持つ人材育成に力を入れた岡山大学の取り組みは、今後も地域と国際社会の持続可能な発展に大きく寄与することでしょう。プログラムに参加した学生たちからは、今後の国際交流やSDGs関連イベントへの参加意欲が高まっているとの声も聞かれています。彼らの活動が、未来の世代への架け橋となることを期待しています。


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