相撲部と金芽米
2025-02-19 14:03:23

新潟県立海洋高校相撲部が金芽米で健康実証実験をスタート

新潟県立海洋高校相撲部と金芽米の実証実験



新潟県糸魚川市にある新潟県立海洋高校相撲部では、栄養価の高い金芽米を使った新たな食事プログラムの実証実験が始まります。このプロジェクトは、一般社団法人熱中学園と東洋ライス株式会社の協力により実施され、2025年4月から約3か月間にわたり、相撲部の生徒たちが消費する1トンのコメを通じてその効果が検証されます。

実証実験の背景


相撲部は大関・大の里の出身校として、その名を知られていますが、生徒たちが日々摂取するコメの栄養価と消費量のバランスを見直す必要がありました。具体的には、生徒たちの食事は月に約350kgのコメを消費しており、十分な栄養を確保しつつ、経済的な負担も考慮する必要があります。

金芽米とは何か


金芽米は、東洋ライスの独自技術によって、胚芽の良い部分を残しながらも、栄養価をより高めた無洗米です。この米は、調理が簡単で、食材経費の削減にも繋がるため、相撲部の活動をサポートするのに適しています。また、無洗米の利点は、洗浄による水の無駄を減らし、環境への配慮も兼ね備えています。

実験の目的と内容


今回の実証実験では、以下の3つの点を特に注目して検証していきます。
1. 体調の変化の追跡:生徒たちの体調が金芽米を食べることでどのように変わるか、アンケート調査を通じて確認します。
2. 食べ残しの減少:約10%の減少でも十分に満足できる量か、美味しさを保ちながら食べ残しを減少させることができるのかをテストします。
3. 環境への配慮:無洗米を使用することで、洗浄に必要な水と廃棄物の発生を減らし、どれほど環境に貢献できるかを現地調査します。

この実証実験は、「食の熱中小学校」のプログラムの一環であり、地域の食文化を学ぶために行われるツアー中に実現しました。東洋ライスの雜賀慶二社長が名誉校長を務める食の熱中小学校は、地方の生産者と消費者を結ぶ重要な役割を果たしています。

監督のコメント


海洋高校相撲部の総監督、田海哲也氏は、食事の重要性を語り、毎日の5食を通じて相撲を支える食事がどれだけ生徒たちに影響を与えるかを強調しました。彼の妻・恵津子さん(栄養士)もともに食の管理を行っており、金芽米がもたらす効率的かつ質の高い食事提供への期待を寄せています。

相撲部の生徒たちが元気に過ごし、スポーツに打ち込むためには、何よりも栄養バランスの取れた食事が不可欠です。今回の実証実験が成功し、生徒たちの健康に寄与することを願っています。この取り組みは、地域の未来を担う人材を育てるきっかけともなるでしょう。新潟県立海洋高校相撲部の新たな挑戦にぜひご注目ください。


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