微生物エクスプローラーズ
2025-12-20 17:35:17

岡山大学が推進する微生物研究の新たな展望「微生物エクスプローラーズ」第8回ミーティング開催

岡山大学での革新の舞台「微生物エクスプローラーズ」第8回ミーティング



2025年12月1日、岡山大学で実施された「微生物エクスプローラーズ」の第8回ミーティングが行われました。この研究プロジェクトは、異分野融合を目指し、各専門分野の研究者たちが交流しながら新たな知見を共同で発表することを目的としています。会場は津島キャンパスにある共創イノベーションラボKIBINOVE(きびのべ)。参加者は自大学の教員に加え、長岡技術科学大学からゲスト教授陣も招待し、活発な意見交換が行われました。

参加者の交流と講演の内容


ミーティングには、岡山大学の教員やURA、コーディネーター、そして企業の専門家が参加し、計24名が同じテーマに集まって議論しました。長岡技術科学大学からはおよそ4名の教授が参加し、それぞれの視点から微生物研究についての見解を発表しました。特に、出芽酵母に関する研究成果や薬剤耐性に関する最新の研究が非常に印象的でした。特に、守屋央朗教授の「出芽酵母の過剰発現ライブラリーを用いた制限因子の同定」という題の講演は高い関心を集めました。

また、特任教授である大矢禎一教授は「出芽酵母ゲノム、最後に残された機能未知必須遺伝子の機能解明」と題した講演を行い、出芽酵母に隠された未解明な機能についての新たな視点を呈示しました。

次に、カナダのラヴァル大学から参加したChristian Landry教授は、病原性真菌の薬剤耐性に関する先進的な研究について講演し、その重要性を伝えました。これに続いて、鈴木准教授(特任)が「ミリオンスクリーニング技術」という題で高効率な微生物探索の手法について説明し、茶谷悠平教授はタンパク質合成の原理とその問題への対策について発表しました。

交流会を通じた親睦の機会


すべての講演が終わった後、参加者は学外に移動し、懇親会を催しました。これは、参加者同士が横のつながりを強化し、専門知識の交流を深める大切な機会でした。多様な専門性を持つ研究者たちのディスカッションは、新たな研究の創出やアイディア交換に繋がる良い刺激となりました。

今後の展望


この取り組みは今後も継続的に行われる予定であり、岡山大学は地域の研究拠点として、特色ある研究を進めていく考えです。異分野融合を通じてさらなる研究の深化を図り、新しい知見の創出を目指しています。岡山大学の「微生物エクスプローラーズ」は、今後も地域及び国家に貢献する研究力を育む場であり続けることでしょう。地域の中核大学としての役割を果たす岡山大学から、今後の活動がどのように発展していくのか、注目が集まります。


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