テーマパークと私たちの関係
アイブリッジ株式会社の運営する「Rank+」が実施した調査では、全国の20〜59歳の1,000人を対象にテーマパークに関する意見を集め、その魅力と距離感について探っています。この調査からは、年代や性別によってテーマパークとの関わり方が大きく異なることが浮き彫りとなりました。
テーマパーク、世代や性別による距離感の違い
この調査で最も注目されたのは、テーマパークの楽しみ方における性別や世代別の違いです。例えば、東京ディズニーランドは、テーマパーク経験者のうち68.1%が訪れたと回答し、その中でも特に32.5%が「最も行ってよかった」と答えています。一方で、未経験者の94.1%は「行きたいとも思わない」となかなかの無関心層が存在します。このことから、名実ともに「圧倒的王者」と言える東京ディズニーランドですが、支持と関心の幅には大きな差があることが伺えます。
さらに、ジブリパークは「いつか行ってみたいテーマパーク」で1位に輝きました。経験者はわずか46人に対し、146人が行きたいと回答。特に女性の支持が厚く、30代女性の中で23.2%が行きたいと考えていることがわかりました。これには、子供のころに親しんだジブリの世界に対するノスタルジーが影響しているかもしれません。
USJの魅力と「二刀流」
それに対して、USJはまた違った強さを持っています。同調査によれば、USJを「最も行ってよかった」と答えた中で、東京ディズニーランドとディズニーシーの両方を経験した人が47.1%を占めています。つまり、彼らは関東の2大テーマパークを制覇した後にUSJに魅力を感じているのです。さらに、USJは未経験者の中でも15.4%が「行きたい」と答えており、ジブリパークとほぼ同率で支持を得ています。これがUSJが「二刀流の強者」と称される所以です。経験者にも未経験者にも好評であることは、テーマパーク全体におけるその存在感を際立たせています。
男女によるエンタメの楽しみ方の違い
調査により、男女の楽しみ方にも顕著な差があることが明らかになりました。女性が挙げる「楽しめた理由」の中で、特に高さが見られたのが「世界観や街並み」(47.8%)や「キャラクターの体験」(19.6%)、「お土産や限定グッズ」の購入(14.0%)です。これに対し、男性は「アトラクション」(50.6%)を楽しむ傾向が強いことがわかりました。
また、行きたい施設についても、男性は動物や恐竜系、モータースポーツ系に興味が強く、女性は世界観や癒しのテーマパークに惹かれる傾向があります。そして、共通して注目を集めるのがジブリパークとUSJである点も語り草です。
若者とテーマパークの距離感
さらに、世代別に見てみると、20代の「テーマパークへ行ったことがない」という完全インドア層が約3人に1人もいることが報告されています。これは、ライフスタイルや趣味嗜好が変わりつつあることを示すものかもしれません。特に、その多くがテーマパーク未経験者であることは、20代の若者がテーマパークに対してどのような距離感を持つかを考えるうえでの重要な指標となるでしょう。
調査の概要
この調査は、インターネットを通じて行われ、全国から20〜59歳の男女1,000人が参加しました。結果は、「日常の延長」として捉える人もいれば、「特別な思い出」として遠ざかる人もいるなど、テーマパーク体験の多様性を示しています。
今後もRank+では、テーマパークの魅力や新しい発見を求めて調査を続けていく所存です。