スターバックスの取り組み、フードロス削減プログラム「SAVE FOOD」
スターバックス コーヒー ジャパンは、地球環境への配慮と地域社会の支援をテーマに、フードロス削減プログラム「SAVE FOOD」を展開しています。このプログラムは、2021年からスタートし、フードロスを抑えることを目的に店舗でのドーナツ、ケーキ、サンドイッチなどの食品を、閉店3時間前に値下げして販売。売上の一部は、こども食堂を支援するNPO法人「むすびえ」に寄付されています。
2025年12月からモバイルオーダーに対応
これまでの課題は、店頭でしか購入できなかったことです。しかし、2025年12月1日からは、全国のスターバックス店舗でモバイルオーダー&ペイを利用して「SAVE FOOD」商品を購入できるようになります。この新たな取り組みにより、より多くのお客様が参加しやすくなり、フードロス削減への貢献が期待されます。モバイルオーダーでの購入の際には、「SAVE FOOD」のマークが表示された商品が選択可能。お客様がこのプログラムに参加した際には、感謝のメッセージが画面に表示される仕組みです。
地域コミュニティへの貢献
「SAVE FOOD」を通じて得られた寄付金は、全国各地のこども食堂の運営支援に使われています。特に2022年度からは新潟県での支援が強化され、地域のネットワークを構築する活動が行われました。この取り組みを通じて、新潟県において「新潟こども食堂・居場所ネットワーク にこねっと」が発足し、子どもたちの居場所づくりに貢献。しかし、これは新潟県だけでなく、他の地域でも同様の活動が行われています。特に石川県内での子ども食堂のネットワーク支援事業も実施され、災害後の復興支援が進められています。
課題と展望
このプログラムは食品廃棄物の削減を追求しつつ、地域社会とのつながりを強化するものです。今後もスターバックスはリソースポジティブカンパニーを目指し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けていくことでしょう。プログラムの拡充によって、多くの人々がこの取り組みに参加し、地域や環境に目を向ける機会が増えていくことが期待されます。スターバックスはこれまで以上に、地域社会との結びつきを大切にしながら、フードロス削減に寄与していくでしょう。