新潟県発の自治体向けプラットフォームがNECと連携し、働き方を変える

地域に根ざした就業プラットフォームが誕生

新潟県新潟市に本社を持つマッチボックステクノロジーズ（以下、マッチボックス）は、この度、日本電気株式会社（NEC）と連携を開始し、自治体向けの新たな働き方をサポートするプラットフォームを提供することとなりました。これにより、企業や自治体が自前で短期間で働くスポットワーカーを管理できる「マッチボックス」が、NECの「住民ポータルサービス」に組み込まれます。これは、地域住民の雇用機会をより広げ、柔軟な働き方を実現するための重要なステップとなります。

スポットワークの新しい形

「マッチボックス」は、企業や自治体が直接スポットワーカーの募集を行えるプラットフォームを提供します。これは1日・数時間単位の短期的な求人に対応し、企業は過去に採用した働き手やアルバイト、さらには退職した従業員（アルムナイ）を独自のデータベースに登録して一元的に管理できるのが特徴です。

さらに、自治体向けのサービス「自治体マッチボックス」には、地域住民の雇用機会創出や地域事業者の人材確保といった貢献があります。特に、高齢者や育児・介護中の方々など、長時間の固定勤務が難しい求職者にも大きな利点をもたらします。地域のニーズに応じた柔軟な求人が可能となるため、さまざまな事情を抱えている方々にも新たな就業の道が拓けます。

NECの住民ポータルサービスとの統合

NECが提供する「住民ポータルサービス」は、自治体が提供する情報やサービスを集約したアプリケーションです。このサービスに「マッチボックス」が組み込まれることで、求職者は地方自治体が提供する安全で信頼できる求人情報にアクセスしやすくなります。

地方自治体は人口流出や人手不足など多くの現実的な課題に直面していますが、NECとマッチボックスの連携により、住民の雇用の充実を図るだけでなく、さらなるサービスの充実を実現していくことが期待されます。

地域に根ざした信頼の構築

「マッチボックス」は地域限定の求人のみを掲載しており、自治体の信頼性が求職者に安心感を与えています。これにより、多くの住民が安心して参加できる就業環境が整うことになります。また、働き手に向けては、休業手当や割増賃金の自動計算など、独自技術による労働者保護機能も搭載し、安心した求人応募が可能です。

今後の展開

マッチボックステクノロジーズは今後も地方自治体との連携を強化し、地域の課題解決に取り組んでいく方針です。私たちは、企業の人材管理と働き手の雇用形態をデジタル化することにより、より効率的な雇用環境の構築を目指します。

この連携を通じて、新潟をはじめとする地域社会がより豊かで、柔軟な働き方を実現できるよう努めてまいります。