パラスパレスのマンガン絣：日本の伝統技術を纏う夏アイテム

パラスパレスのマンガン絣：夏を彩る日本の美

新潟県見附市で生まれたマンガン絣の魅力を引き出したファッションアイテムを取り扱うPAL’LAS PALACE（パラスパレス）。このブランドは、日本の産地との共同作業を通じて、伝統的な技術を活かしながら新たな服作りを行っています。本年度も、夏にぴったりなリネンコットン素材を用いたアイテムを用意し、暑い季節を清涼感あふれるスタイルで過ごせるよう提案しています。

マンガン絣との出会い

マンガン絣は、大正時代に新潟県見附市で開発された染色技術です。現在では日本でただ一軒の工場のみがこの技術を保持しており、長い歴史を持つものの、時代の流れとともにその需要は減少し、マンガン染めができる工場も少なくなってしまいました。職人の高齢化も課題となっており、この貴重な技術が失われてしまう危険性が高まっています。

PAL’LAS PALACEは、この伝統的な技術を大切にし、8年前からマンガン絣を取り入れた製品の展開を開始しました。それ以来、毎年新しい柄を作り出すために、職人の技術に頼りながら挑戦を続けています。毎年夏になると、生地に触れた瞬間に「今年も会えたな」と、工場の皆さんの情熱や思いが伝わってくるような喜びがあります。

2023年の新作アイテム

今年の新作アイテムには、半袖シャツとワンピースの2型がラインナップされています。特に注目したいのが、今年新しく加わった草橘柄です。ネイビーにグリーンをほんの少し加えた色合いは、深みがあり、夏の涼しさを感じさせてくれます。一方、2017年に発売された笹百合柄は、スタッフが8年間使用したことで、コットンの柔らかな独特な風合いが見事に表現されています。どちらのアイテムも、着るほどに愛着が増し、経年変化を楽しむことができます。

独自の染色技術

マンガン絣は、マンガン染めの糸と通常の糸を交互に配して織り上げられています。この独自の染色方法では、プリントといえどもおがくずをまぶす工程が用いられ、均一な仕上がりではなく、独特のムラ感と風合いが特徴です。これにより、味わい深い生地が仕上がり、他の製品にはない個性を持っています。

今後の展望

PAL’LAS PALACEは、マンガン絣の魅力をできるだけ多くの人々に広めることを目指しています。今年の新作アイテムが多くの方の手に届き、マンガン絣の素晴らしさを感じてもらえることを期待しています。また、来年も新たなデザインや柄で、皆さんと再会できることを楽しみにしています。

商品情報

- リネンコットンマンガン絣草橘柄ボトル襟半袖シャツ

- 品番：FSH25170B
- サイズ：2、3
- 素材：麻52％、綿48％
- 価格：税込29,700円
- オンラインストアで購入

- リネンコットンマンガン絣草橘柄ショート袖ワンピース

- 品番：FOP25171B
- サイズ：2、3
- 素材：麻52％、綿48％／後身頃裏・袖口裏・ポケット袋布綿100％
- 価格：税込45,100円
- オンラインストアで購入

最後に

パラスパレスは1998年に滋賀県で始まったブランドで、「人の手が作り出す繊細で柔らかな味わいを大切に」という理念の下、日本の美を大切にしたモノづくりを進めています。日本製にこだわり、着心地とデザインにこだわった製品を展開していることから、多くのファンに愛され続けています。マンガン絣を使用した新作アイテムを取り入れて、ぜひ日本の夏を楽しんでみてください。