新潟県のシニアチームが大阪万博シニアeスポーツで善戦!
先日、2025年10月1日に大阪・関西万博で開催されたシニアeスポーツ大会「GeeSports大会」には、新潟県のシニアチームが出場しました。この大会は、一般財団法人新潟県老人クラブ連合会が推進するシニアeスポーツモデル事業の一環として行われました。シニア層の健康維持やコミュニケーションの促進を目的としたこの取り組みは、参加者に新たな活力をもたらしています。
新潟県からは、加茂市老人クラブ連合会の5人からなるチーム「Come on Niigata!」が出場しました。メンバーの平均年齢は70.3歳と高めですが、このチームは見事に1勝1敗の成績を収めました。大会では、3対3で行われるシューティング形式のゲームが展開され、参加者は戦闘機や戦車を操作し、戦略を駆使して相手チームを攻撃しました。
ゲームの名称と試合形式
大会で行われたのは、GeeSports万博実行委員会が主催する「GeeSports大会」です。この大会は、単なる楽しさだけでなく、仲間との連携や戦略をの重要性が求められるゲームであり、プレイヤー同士のコミュニケーションが鍵となります。
チームワークを活かし、メンバーはタイミングを合わせて巨大ロボットに合体することができ、これがゲームの醍醐味の一つです。戦略を立ててプレイし、同時に息を合わせることで、より強力な攻撃を可能にする点が、高齢者にとって新しい挑戦となっています。
参加メンバーの紹介
「Come on Niigata!」のメンバーは、69歳の青木敏男さん(JF0)、66歳の内山晋さん(JJGJ)、76歳の川瀬千賀子さん(Kawaemon)、および53歳の司令塔であるKanaさんの4人です。それぞれのメンバーは、自身の役割を果たしながら試合に臨みました。青木さんは、出場許可が得られたことに感謝しつつ、次回のリベンジを誓いました。内山さんは、楽しさの中にある難しさやネットでの交流の大切さに触れ、川瀬さんは、ゲームに対する緊張感や自主練の重要性を強調しました。
シニアeスポーツの意義
この取り組みの背景には、シニア世代の健康促進や、世代間のコミュニケーションの形成があります。新潟県老人クラブ連合会は、60歳以上の高齢者を対象にした地域の自主的な組織として、文化的な活動や健康維持に取り組んでおり、現在では12,000人の会員を抱えています。eスポーツを通じた新たな活動は、高齢者が生きがいを見つけるきっかけとなっています。
新潟県は、多雪地帯であるものの、雪椿などの美しい自然や深い歴史を有する地域でもあります。加茂市従来から続く「北越の小京都」としての特徴や、観光スポットとして知られる加茂山公園など、地域資源を活かした活動も進めています。
次なる目標
今回の大会に参加した新潟県老人クラブ連合会は、引き続きシニアeスポーツ大会での活動を続けていく予定であり、次回は京都府知事杯への出場を目指しています。今後の取り組みがどのような成果を生むのか、地域の元気なシニアたちのさらなる挑戦に期待が寄せられています。
新潟県が誇るシニアeスポーツチームの活躍は、全国に向けてシニア世代の新たな可能性を示すものとなりました。これからも、地域のつながりや活力を感じさせる活動にご注目ください。