新潟の津南醸造が新たな挑戦!純米大吟醸「GO LUNAR」
新潟県中魚沼郡津南町に本社を構える津南醸造株式会社が、純米大吟醸「GO LUNAR」のクラウドファンディングをスタートさせました。このプロジェクトは、2025年2月19日から3月31日までの期間、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」を介して行われます。月面環境をイメージした新たな発酵プロセスを取り入れた意欲作となっています。
月の異環境を模した酒造り
「GO LUNAR」の開発は、郷(GO)シリーズの最上級を目指すもので、宇宙の閉鎖的な環境を模した発酵メカニズムの探究が背景にあります。この取り組みでは、極限環境下における微生物の適応能力や発酵制御技術の検討を行い、その知見を地球上の酒造りに活かすことを目指しています。
新たな「スマート醸造」技術も大きな特徴の一つです。生成AIを活用し、従来の技術に革新を加え、香気成分の生成を促進します。これにより、独特な風味と品質の安定性を誇る酒の創造が期待されています。
科学的知見を活かした高機能日本酒
新潟の自然の恵みを存分に活かし、発酵技術が進化を遂げた「GO LUNAR」。最近の研究では、麹菌と酵母の代謝経路を精密に制御することができるようになり、これにより風味の向上だけでなく、酒質の安定性や熟成特性の強化も実現可能とされています。このプロジェクトは、科学的知見を導入し、酒造りの新たな可能性を追求するものです。
津南醸造の風土と理念
津南醸造は、新潟の厳しい自然環境の中で育まれた酒蔵であり、豪雪地帯ならではの水資源を最大限に活かした酒造りを行っています。仕込み水としては、標高2,000メートルの山々から湧く天然水を使用しており、地元産の「五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」などの厳選された原材料を用いています。
「Brew for Future〜共生する未来を醸造する〜」というブランドコンセプトのもと、地域の特性と共生した製品開発を行っている津南醸造。2023年からは新体制を整え、伝統的な酒造りと最先端のサイエンスを融合し、将来的には海外展開の実現をも目指しています。
まとめ
津南醸造の挑戦は、ただの酒造りにとどまらず、科学と技術を駆使し、新たな価値を創造する動きとして注目されています。クラウドファンディングを通じて、革新的な純米大吟醸「GO LUNAR」の誕生を共に体験するチャンスを、ぜひお見逃しなく!