フリーライドの新たな楽しみ、「ZONE FWT」
近年、日本のスキーシーンには新たな風が吹いています。その名も「ZONE FWT」。これはFWT JAPANによって認定されたフリーライドエリアで、全国13か所のスキー場に展開されています。このエリアは、バックカントリーやパウダー滑走が人気の海外スキーリゾートに触発されたもので、日本国内でも自由な滑走体験を提供しています。
「ZONE FWT」の誕生背景
もともと日本のスキー場は、コースが厳重に管理され、限られたエリアでの滑走が一般的でした。しかし、安全面が考慮されたこの環境が逆に、スキーヤーやスノーボーダーが自然の地形を楽しむ機会を制限していました。そこで、FWT JAPANは、フリーライドの魅力をもっと多くの人に知ってもらうために、この「ZONE FWT」を設置しました。これにより、スキー場の管理区域内であるにもかかわらず、フリーライド技術を磨くことが可能となるのです。
全国13か所のスキー場
「ZONE FWT」として認定されたスキー場は、全国にわたります。その中には新潟県も含まれており、舞子スノーリゾートや湯沢中里スノーリゾート、アライマウンテンリゾートが名を連ねています。各スキー場では、その特性を活かしたコースデザインがされており、初心者から上級者までが楽しめるよう配慮されています。
- - 舞子スノーリゾート: 「チャンピオンコース」は、FWT Qualifierの開催地として多くのライダーに利用されてきた実績があります。これは未体験の方でも、初めてフリーライドに挑戦するには最適な場所です。
- - 湯沢中里スノーリゾート: 「チャレンジバーン」は、見通しが良く、自分のラインを確認しやすいため、フリーライドの技術向上に最適です。今シーズンからはナチュラルヒットアイテムも導入され、さらなるチャレンジが待っています。
- - アライマウンテンリゾート: 「マムシ」コースは、FWT Qualifier3*開催地として特別な環境が整っています。小さくても迫力のあるフェイスが楽しめる新たな体験ができます。
安全に楽しいフリーライドを
ZONE FWTでは、フリーライドを楽しむ際の安全面にも配慮がなされています。各スキー場でのルールを守りながら、バリエーション豊かなコースを楽しむことができます。また、FWTでは定期的に雪崩レスキュー活動について学ぶセーフティワークショップも実施されており、技術向上だけでなく、安全マナーの教育にも力を入れています。
大会情報
2026年には「TOYO TIRES FWT JAPANシリーズ」が開催予定で、特に日本の雪山の素晴らしさをアピールするイベントとして期待されています。新潟県でも1月31日から2月3日にかけて、湯沢中里スノーリゾートでの大会が実施されます。フリーライドの魅力を感じながら、ライダーたちも自己の技術を磨く貴重な機会となるでしょう。
まとめ
フリーライドは、ただの楽しみではなく、技術や安全を学ぶための新しい場としても期待されています。ZONE FWTのフリーライドエリアによって、多くの人々がさらに深い冬の楽しみを体験できるようになります。ぜひ、この機会にフリーライドを体感してみてはいかがでしょうか。