農作業のストレスを軽減する革新技術「ウネマキ」とは
新潟県長岡市に本社を置く株式会社FieldWorksは、農業現場での重労働を軽減するための新たな解決策として、遠隔操作で動作するラジコン式薬剤散布ロボット「ウネマキ」を発表しました。2025年12月1日には正式に発売が予定されているこのロボットは、高齢化や人手不足が深刻な農業業界にとって、まさに救世主となることでしょう。
開発の背景
「ウネマキ」の開発は、九州のさつまいも農家が「除草作業を楽にしたい」との要望から始まりました。従来の方法では、大型の動噴を背負った作業者が手作業で除草を行ってきましたが、この方法には散布ムラや作業者の負担、特に夏場の過酷な気候条件下で行う作業には多くの課題が存在していました。そこで、FieldWorksが得意とするロボット技術を駆使し、誰でも簡単かつ効率的に作業できる仕組みを実現しました。
「ウネマキ」の特徴
「ウネマキ」は、コントローラーを使用して操作する四輪型の農薬散布ロボットです。以下の3つの特徴が特に注目されます。
1.
多用途対応のノズル設計
除草と防除の双方に対応可能なノズルの付け替えができます。除草剤モードではドリフト低減ノズルを装備し、防除モードでは葉裏までしっかり散布できる構造を採用。
2.
カスタマイズ性
使用環境に応じてポンプの数やノズルの種類、タンクの容量などを選択できるカスタマイズ仕様が導入され、最適な機能を組み合わせることが可能です。
3.
高い操作性
最長70mの距離から障害物を避けながら薬液を散布でき、作業者への薬液被ばくリスクを大幅に減少させます。
実績とユーザーレビュー
先行ユーザーからの評価も非常に高く、散布ムラが減少し、使用薬剤の量を最大60%削減。作業時間も最大で1/4に短縮できるという結果が報告されています。これにより、労働負担の軽減に寄与し、農業における労働力の効率的な活用が期待されています。
先行体験会について
「ウネマキ」を実際に体験できる先行体験会が、2025年10月1日から全国的に開催されます。申し込みは9月29日から受け付けており、実際の圃場で操作感を体感することができます。希望する方には、実際に薬剤散布を行うことも可能です。
先行体験会概要
- - 実施期間:2025年10月1日〜12月26日
- - 対応地域:日本国内(離島など一部地域を除く)
- - 参加費:無料
- - 申し込み方法:FieldWorks公式サイト
農業WEEKへの出展
さらに、ウネマキは農業WEEKに出展し、実際のデモンストレーションや予約販売も行います。このイベントは2025年10月1日から10月3日まで、幕張メッセにて開催されます。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
会社概要
株式会社FieldWorksは、設立以来、農業用ロボットの開発・製造・販売に特化した企業です。
所在地:新潟県長岡市深沢町2085-16
公式サイト:
https://www.fieldwork-s.com/
この新しい農業ロボット「ウネマキ」は、未来の農業を変える可能性を秘めています。ぜひ、先行体験会や農業WEEKでその実力を体感してみてください!